試験当日の過ごし方

中小企業診断士試験

今日は試験当日の過ごし方について書きたいと思います。なお、口に含むものについては試験当日にいきなり試すのはやめてください。人によって効果の程度は変わってきますので必ず事前に試すことをおすすめします。参考にする人がいるかどうかはわかりませんが、試験当日にはじめてマネすると危険なこともあるので少し早いタイミングで紹介します。

休憩時間は勉強しない

私はあまり休憩時間に最後のツメコミは行いませんでした。理由は

  • 休憩時間にがんばったところで大して点数が変わらないから
  • それより一日長丁場なので少しでもリラックスできる時間を作りたかった

です。一次試験では膨大な試験範囲に対してチェックできる点なんか限られますし、二次試験だってわずかな時間で実力が伸びるわけもありません。ですので俗に言われるファイナルペーパーというものは一次では作成せず、二次ではごくごく簡単なものしか作りませんでした。

※ファイナルペーパーとは

中小企業診断士試験でのみ一般的に使用されている言葉らしいです。試験対策やチェックポイントをまとめたもの。人によって内容は様々ですが、人によっては膨大なマインドマップやビッシリ書き込んだものを持ち込む人もいるのだとか。

私の二次試験のファイナルペーパーに書いてあったことは、例えば事例4だと

  • NPVの問題は絶対に最後に解く、どうせ解けないし他の人もできないし時間をかけない。
  • 経営分析のあとは作文を書く。計算問題はその後。
  • 100点はいらない、60点でいいので難しい問題は捨てる。簡単な計算を確実に取る。

これだけでした。勉強内容を振り返るというより絶対に忘れてはいけない心構えを再確認しただけです。

試験も一日で最大、一次は300分、二次は320分という戦いです。試験を経験した人はわかると思いますが、最後の科目である運営管理や事例4では思った以上に頭がまわらないということがあります。そのため休憩時間は目先の1点2点をとる可能性より気力・体力を温存することを優先しました。

試験前にファイナルペーパーを確認することについて否定するわけではありませんが、やるとしたら次の科目すべてを網羅したものより、自分が苦手としているところや逃したくないポイントだけをコンパクトに詰め込んで超短期記憶で勝負!って感じでしょうかねえ。広くカバーすると結局どこも頭に入らないってことになりがちで結局目が疲れるだけ損です。

試験中の飲食物

休憩時間はひたすらブドウ糖を摂取していました。

ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源であり、素早く吸収されるため頭を使う試験では必須です。会場ではラムネをボリボリ食べている人もいました、こちらも有効だと思います。チョコレートでも良いのですが、チョコレートは食べすぎるとインスリンを分泌され逆に集中力が落ちる可能性もあるとのこと。適量であれば問題ないのですが、試験でいきなりチョコレートをたくさん食べず事前に普段の勉強の前に摂取するなどし、どれくらい食べれば自分に一番効果があるのかは試す必要があります。

一日のはじめと昼休みはカフェインもとる

一日のはじめと昼休みはカフェインを取りました。自分はレッドブルの250mlを1本ずつでした。脳を活性化させるためです。私はこのタイミングでこの量が最適だったのですが、人によっては効き目は異なるのでこれも本試験でいきなり試すのはやめましょう

私にも苦い経験があります。過去に一次試験を受けた時もっと多い量のエナジードリンクを飲んだのですが、もう気分が高まりすぎてしまい財務・会計の科目を20分で解き終わるという事態に陥りました。見直しも行うわけなのですがなかなか集中してチェックできるわけでもなく、結果的にちょっと注意すれば間違えないような問題もポロポロ取りこぼす結果となりました。それでも60点はとれていたから良かったものに、逆にカフェインも取りすぎると大失点にもつながりかねません。

コーヒーが好きな人はエナジードリンクでなくコーヒーを飲んで、カフェイン摂取しつつリフレッシュするのもいいかもしれませんね。ただカフェインもとりすぎるとトイレに行きたくなる人もいるでしょうし、量や取るタイミングは注意が必要です。

お昼ごはんは軽め

お昼ごはんは軽めが良いかと思います。自分は食べすぎても眠くなるタイプではないのですが、人によってはお腹がいっぱいだと眠くなる人もいるかと思います。お昼ごはんも「一回の食事」ではなくただの「栄養補給」と考えたほうがいいかもしれません。お昼ごはんは毎回サンドイッチ2つとか、それくらいでした。全然お腹はいっぱいになりませんがそれくらいで問題ありません。奥さんはがんばってたくさん作ってくれたりするのですがいつも完食はしませんでした。ブドウ糖も別途とりますしね。

また、前日の夕食もいろいろ考える余地はあります。私は揚げ物を食べても次の日には残らないタイプなので、ベタにカツ丼を食べても大丈夫でした。いつも試験前はカツ丼でした。ですが次の日に胃もたれが気になる人はカツ丼はじめ脂っこいものはNGです。生物ももちろん避けたほうがいいでしょう。

また試験当日は簡単なものでいいので必ず摂取しましょう。というのは朝ごはんをぬいてしまうとお昼ごはんを食べた時に血糖値が上昇し眠気や疲労感が出てしまうことがあるのです。バナナやウィダーインゼリーなんかの軽いものでいいので、朝に血糖値があがるものを摂取しておくといいと思います。

休憩中はしっかり休む

休憩中はしっかり休みましょう。カフェインも取っているとトイレにも行きたくなるかもしれません。自席で休憩してからトイレに行くでも、トイレに行ってから自席で休憩するでもどちらでも構いません。休憩開始直後のほうがトイレは混みがちですので休憩時間の後半のほうがおすすめです。試験管が試験中の注意点を話はじめてからでもいいくらいです。だってあれ毎回言うこと同じだから。

音楽を聞くでも、好きな飲物を飲むでも(カフェインと糖質には注意)、多少ならスマホ開いて家族や好きなものの写真を見るでも何でもいいのでとにかくリフレッシュ。私のオススメ「蒸気でホットアイマスク」です。

試験はとにかく目が疲れますからね。暖かくて気持ちいいですし目が楽になる感じがします。20分くらい効果が続くので休憩時間にちょうどいいのです。

会場では酸素を吸っている人もいました。脳に酸素がいきわたるようにするようなのですが、これ結構音がするので目立ちます。とはいえ人生かけている試験でなりふりかまっていられないでしょうしね。長時間勉強しているとどうしても疲れてしまうという人は一度試してみてはいかがでしょうか?それで効果があれば試験中でも人の目を気にせず酸素吸っちゃいましょう。

さいごに

自分なりの休憩時間の使い方を紹介しました。おすすめの摂取物、休憩方法について紹介しましたが、人によって効き目のある量やタイミングというのは様々です。必ず事前に試して自分に合うタイミングを探ってください。

良いと言われているカフェインや糖分だって、摂取するタイミングや量によっては逆効果にもつながりかねません。

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