何のために中小企業診断士を目指していますか?

中小企業診断士生活

皆さんは何のために中小企業診断士合格を目指しています/目指していましたか?私は当初のきっかけはただの暇つぶしでした。

当初はなんでもよかった

むかしは通勤に片道60分ほどかかっていました。そのうち電車の中で座っている時間は35分~40分ほど。通勤重視で居住地を選んでいたため、往復のほどんとを座って過ごせたので毎日70~80分の自由な時間があったわけです。好きな本を読んだり、ゲームをしたりしていたのですがそのうち飽きてきて何か勉強したくなりました。

勉強も何か形になるものがいいなと思い、であれば自己啓発の類よりは資格・検定が良いと思いました。まずは本業との関係性の強い情報処理技術者試験が思い浮かびましたが、すでにIT系のスキルに限界を感じはじめていたため断念。また、簡単に取れてしまい何も今後に活きそうにないな○○3級といった簡単なものではおもしろくない。

社労士、行政書士あたりと比較した結果、実際の生活に役立ちそうでいろんなことが学べるのが中小企業診断士だったので中小企業診断士の合格を目指すことになりました。

だが、いまいち何ができる資格なのかわかっていなかった

今もいまいちわかっていないのですが、結局独占資格がないためその資格があれば何ができるのか?というものを理解しないまま勉強していました。ただ、当初から永遠にサラリーマン生活を続けるビジョンもなかったため、資格を取れば独立するとき武器になるかなあ、とは思っていました。

勉強していくうちにやりたいものが見えてくる

中小企業診断士試験の勉強開始後に結婚と、東京から地方への移住をしました。地方には日本中の誰もが知るグルメ・飲食店があるかと思いますが、実際はあまり全国的な知名度が高くなくとも大変魅力的なお店というのは各地に存在します。そういうお店をもっといろんな人に広めたいなと思うようになりました。そこで中小企業診断士があればいろんな面で支援できるか?と思ったことでやっと自分のやりたいことが見えてきました。

また、私の奥さんは奥さんで地元の創生・再生に強みを活かして関わろうとしています。自分は中小企業診断士としてそこに違った面で関わっていけるかなと思ったことも大きな理由です。

単純に、勉強しているうちに資格自体の魅力が高まったというのもありますね、特に二次試験ですね。事例の企業は実在するとも言われています。そのような企業の問題を見つけどうすれば改善できるかを考えるのがおもしろかったです。診断士を仕事にすればそれが日常になるわけですからね。だからこそ実務補習もおもしろかったのかもしれません。

資格は取ったらゴールではない

中小企業診断士は資格を取ったところがゴールではありません。そこから新しい世界が広がるのです。さらに言うと中小企業診断士試験に合格しただけでは診断士を名乗れません。試験に合格しただけで診断士気分の人、登録したのに何もしていない人がたまにいます。合格後実務補習を待っていたり登録待ちの人は別ですよ。何のためにここまで勉強したのでしょうか?

個人的には手当り次第に資格を取るいわゆる資格マニアが苦手です。絶対評価で合格が決まる検定なら別に何でもないのですが、枠が決まっていて相対評価で合格が決まる資格試験に入ってきて、合格後も別に活用もしない人って何なんだろう、と思っていました。使うつもりがないのならやる気満々の人に場所を譲ればいいのに、と思います。特に受験生の時はそういう気持ちが強かったです。

中小企業診断士は合格後も勉強が必要だ、とよく言われます。しかし合格後に勉強が必要ない資格ってあるのでしょうか?何の資格を取ったとしても、その資格を活かしていくのであれば専門性を深める必要はありますし、資格を活かさない仕事であったとしても日々の研鑽は必要です。みなさんの持っている力は会社に入ったときと同じですか?入社時よりは間違いなく今のほうが力は上ですよね。合格後に活動も勉強も続けるつもりがないのであれば、やっぱりその資格には向いてないのかなと思います。

受験生の皆さんも、合格後の活動のイメージをしっかりもって、勉強に臨んでください。勉強した時間、知識、経験は無駄にしないようにしてほしいです。

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