事前に準備する

診断士試験の二次試験は1事例80分しかなく、この時間で与件分を読み、答えを1から作り出すなんて正直無理です。答えのネタ元となるものは、普段の勉強で予め固めておかなけれなならないです。本番の試験は、その引き出しから答えを探し、事例企業に合うようにカスタマイズする作業と言っても過言ではありません。

こう聞かれたらこう答える、みたいなね。そういう引き出しが多ければ多いほど、合格に近づくと思っています。この準備というかね、これがとても大事だなと思っていて。他の分野の一流の人達の話を聞いていても、一流の人ほど場当たり的な対応ではなく、事前の準備によってどんなものにでも対応しているのかと思いました。

野球のバッターだって、打席でぼーっと球来るの待っている人なんてほとんどいない。中には来た球そのまま打てる人もいるようだが、ほとんどの選手はアウトカウント、ランナー、守備体型、点差、カウント、相手投手・捕手等といった状況の中から、次に来るボールを予測する。150km/hのボールなんて来てからではとても反応なんかできない。

将棋だって、序盤は特に事前の研究が必要だ。勝負が始まってからあれこれ考えるのではなく、予め戦法も考えつつ、相手の出方を伺いながら駒組みする。無数の定石の研究と、相手がこう来たらこう出るという事前の研究により序盤は進む。

他にもそう。一流と呼ばれるほとんどの人は、引き出しの数の差じゃないのかなと、最近思う。引き出しが多いからこそ、何でも瞬時に対応できる。

どんな世界でも結局そうなんです。診断士試験だって、答えを1から作っているうちは正直ってまだまだだと思います。とはいえ、「あ、これ過去問や演習で似たようなのあったしそのまま書こう」は当然NGですが、問題を見た瞬間骨組みや要素が浮かんでくるようでないと、80分では解けないと思います。

まあでも世の中、片っ端からビジネス本や自己啓発本を読み漁っているにも関わらず、大して引出だし多くない人もいたりしますけどね、使える引き出しはとんどん増やし、幅も広くしていきたいなーと思います。

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