新型コロナウイルス問題で試験が本当に実施されるかはわかりませんが、一次試験の申込みは始まりました。昨年の一次試験の科目合格者以外は申込書の入手からはじめる必要があります。毎年のことですが、申込書の入手方法は超アナログです。いい加減電子申請も認めてほしいものです。
申込書の入手方法
試験案内配布・申込み受付期間 | 令和2年4月1日(水)~5月8日(金) |
試験日 | 令和2年7月11日(土)・12日(日) |
合格発表日 | 令和2年8月25日(火) |
実施地区 | 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇の8地区 |
1.郵送による請求
令和2年4月1日(水) ~ 5月8日(金)(期間内必着)
郵送による請求は令和2年4月27日(月)(必着)までです。
2.窓口での配布
令和2年4月1日(水) ~ 5月8日(金)
土曜日・日曜日・祝日を除く平日の午前9時00分~午後5時00分
配布場所は中小企業診断協会および札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇の中小企業診断士診断士協会+東京は凸版印刷の総合受付で配布しています。
科目免除について
科目免除については以前も記しました。
もう試験まで3ヶ月しかないですので今から科目免除を考えるのは難しいかもしれませんが、一度目を通してもらいたいです。
年度 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 |
合格率 | 26.0% | 17.7% | 21.7% | 23.5% | 30.2% |
合格者数 | 3,426 | 2,4,04 | 3,106 | 3,236 | 4,444 |
今年の一次試験は難化が予想されます。その一番の理由は去年の一次試験の合格率が非常に高かったからです。例年20%前後の合格率のところ30%を超えました。合格者数も3,000人強のところ4000人を越える合格者数となりました。合格率は平成13年度に試験制度が変わって以降3番めの高さ、合格人数については平成13年度に次ぐ2番めの多さをとなりました。
一次試験の合格者数が多いと自ずと二次試験の受験者も増えますが、二次試験は一次試験のマークシートとは異なり記述式の試験であることから採点に労力を要します。二次試験の合格者数についても大体1000人程度と枠が決まっている?ようなところもありますので、昨年二次試験不合格だった人の中には今年も二次試験を受験する資格のある人も多く残ります。そのため今年は一次試験の合格者は絞ることが予想されます。
どのように難化するか
私の予想ですが、全科目で全体的に難易度が上がるのではなく、特定の数科目の難易度が劇的に高くなると考えられます。
どの科目の難易度が高くなるかはわかりませんが、恐らく経営法務は過去最低の合格率であった平成30年並みになると思います。他にも1,2科目の難易度が上がり、結果昨年と比べてかなり低い合格率になると予想しています。それでやっと二次試験の受験者が平年並みになります。平成30年は経営法務で一律8点の加点がありようやく例年並の一次試験の合格者数となりました。8点の加点がなければどれだけの人が不合格となっていたかはわかりませんが、4点加点ではなく8点加点という点で推して知るべしですね。
そうなるとどの科目が難化するかですが、これは誰にも予想できません。毎年皆予想はするのですが、予想の根拠もなければ正解できる人もそうはいません。また難化の予想を当てたところでどう難化するのか予想できなければ対策のしようがないので意味がありません。
結局どうする
科目免除した場合、残った科目が難化するリスクがあります。そうなった場合はどうしようもありません。すでに合格済みの科目の中でも安定して得点を取れる科目でリスクヘッジすることも必要でしょう。科目免除できるからと言ってすべての科目を免除するかどうかは一旦落ち着いて考えましょう。一度合格した科目であれば、もう一度合格するのに一度目ほどのエネルギーは必要ありません。3か月あれば間に合います。
私の科目免除の方針については過去の記事に記載しました。
3,4科目くらい受験するのが一番いいかなあと思います。それ以上受ける場合は単純に受験科目が増えることによる労力が増し、少なくなる場合はリスクヘッジできないのが怖いです。合格する実力があるのに、免除科目の選択ミスで不合格となるほどもったいないことはありません。
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