二次試験まで時間のある今やるべき「写経」

中小企業診断士試験

今回は二次試験までまだ時間のある時期にやるべきことを紹介します。

二次試験は年間で4事例しか「過去問」が産まれません。そのため多年度の方であったり、初年度でもやる気満々の人は過去問をやりつくし答えを覚えてしまい有効に使えないということがあるかと思います。

また、試験まで時間があると過去問を実際解くということにもなかなか身が入らないかと思います。そこで、過去問についてはただ解くだけではなく写経することをおすすめします。

写経とは

本来であれば、仏教において経典を書き写すことを指しますが、一般的にも書き写す行為のことを指すことが多いです。中小企業診断士の二次試験においての写経といえば、問題文または高得点の解答を書き写すことを指します。

高得点答案を写経

模範解答の公表されない二次試験において高得点答案はまさにお宝です。公表されていない解答に近づいた結果が高得点解答なのです。高得点答案を手で紙に書き写すことは、ただ過去問を解くだけではなく有効活用につながります。

高得点答案の写経のメリット

①高得点答案に含まれる、必要な解答要素を手で書き写すことで、ただ読むより理解が深まる。

②自分の解答にはない、二次試験の解答では必須の「表現」を学ぶことができる。

写経のメリットは大きくことの2点だと思っています。高得点解答も実際目にしただけでは自分のものとし使えるようにはなりません。実際に手を動かすことでより理解を深めることが可能です。また、同じこと書いているのに高得点答案では短くてよりわかりやすい表現で書かれていることが多いです。自分の表現の幅を、より実用的な中で広げるためには高得点答案から表現を学ぶことが重要です。写経により高得点答案から必要な要素、表現を学びます。読むだけでなく書くことも行うことで、自分のアウトプットする力も養います。

各受験生支援団体やふぞろい、また近年ではSNS上に再現答案がたくさん転がっています。その中から良いと思ったものはただ読むのではなく実際に紙に書いてみましょう。

気をつけることは、合格答案や高得点答案とはいっても玉石混交です。80点超えの神レベルの答案であればそのまま写経し全てを吸収するつもりでも良いかと思いますが、それ以下のものであれば取捨選択は必要です。また、再現答案についてもいつ再現されたものかわかりません。私のように試験当日に再現し実にフレッシュな再現答案もあれば、試験から時間が経ってから作られ、他の人の解答や予備校の模範解答をチェックしたあとに作成されたため、てにをはの修正どころか自らの解答要素をキレイに書き換えたものもあるかもしれません。

問題文を写経

時間がある時だからこそやりたいのが問題文の写経です。ただ、こちらはアウトプットに直接つながるものではく、文章もとても長いため、PCを使用することをおすすめします。与件文だけでなく設問も写経します。

こちらもやはり理解が深まることがメリットです。ただ読むより出題者の意図や考えを理解することにつながります。また、事例1であれば事例1だけを数年分写経することにより、出題意図や、設問文も似ているし同じようなことを聞いているのだな、と問題の分析をすることができます。

試験対策においてはまず敵を知る=与件文と設問文を分析する、ということはとても重要なことではあるのですが、過去問といえばまず問題を解いてみて、自分の解答とふろぞい等を照合する、に留まりがちです。直近期であればそれで良いかもしれませんが、試験まで時間がある場合は与件文と設問文を深く向き合い、敵をしることはやってみて損はないと思います。

まとめ

今回は中小企業診断士試験における写経について紹介しました。高得点答案の写経も、問題文の写経も私が実際やっていたことです。自分の表現の幅が広がり、「こういうことを表現したかったのだが、こうまとめればいいのか!」ということを知ったり、問題のパターンについて深く学ぶことで「毎年同じようなことが聞かれているがニュアンスが違うな。同じようなこと聞かれても過去問の流用では危ないし、違う問われ方をしても慌てるひつようはないんだな」と知ることができ、それが本試験にもつながりました。二次専念で手持ち無沙汰な人はぜひ写経にチャレンジしてください。

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