事例ごと何点とればいい?ふぞろいみたいな回答書けないよ?

今年二次初受験の人も、何度か事例を解き壁に当たりまくってる頃だと思う。自分がどの事例が得意、好きで、どの事例が苦手、嫌いか認識したのではないだろうか。

そのタイミングで起こりがちなのが、事例ごとの点数の目標を決めること。合計240点あればいいので、各事例60点ずつ取ればいいわけだが、「事例◯は苦手だから60点取れない、50点だ。その分事例△で70点を取ろう」という皮算用。はっきり言ってこんなこと考えるだけムダだ

目標点数を決めてはいけないのはなぜ

絶対と言っていいが、まずこんなに考えているような点数にはならない。そもそも一次試験だって7科目毎の目標の点数を考えていた人は多いと思うけど、実際考えていたような点数であった人がどれくらいいるだろうか。マークシートでまだ点数の読みやすい一次試験でさえそうなのだから、模範解答の発表されない記述式の二次試験で、そんな点数なんてアテになるわけない。

実際合格した人だって、試験中の手応えと実際の点数は全然違うものだ。目標の点数なんて決めてはいけない

なぜ決めてはいけないのか

これは高得点を狙おうとすればするほど、スベった回答を書いてしまうからです。私自信は各事例の目標の点数は決めていなかったのですが、不合格だった年は

事例1手応えなし→やべーこれ事例2で取り返さないと→事例2もスベる→やべーこれ事例3(ry

と、どんどんとひどいことになっていきました。点数のリカバリーなんてやろうと思ってもできません。

そもそも、狙って目標の点数を取れる人は簡単に合格してしまいます。点数決めるとしたらオール60点の240点狙いしかないでしょう。狙えば狙うほど題意を外すのが診断士試験です。最低限とればいい60点というのも、逆に言えば40点失っていいわけなので、5問出題されるのであれば平均8点は失っていいと考えれば、なんとなくいけそうな気がします。

60点を取るのではなく、40点失点してもいい

まあでもこれただの持論なんですけどね。万人に理解してもらおうとも全く思っていませんが。60点を取ろうと考えるのと40点まで失っていいと考えるのでは、圧倒的に後者のほうが楽だと感じています。結果同じなんですけどね。個人的には得点を積み重ねるより、失点を最小限に抑える、スバラシイ回答を書かなくてもほどほどの誰でも書くような並回答を書けばいい、というふうに考えていたのがいい結果につながったと思っています。

何を書けば正解かなんてわからないんだし、そこを狙いにいくより、失点を最小限に防ぐほうが、気持ち楽だとは思います。

ふぞろいみたいな回答書けないよ

当たり前です。あれは皆試験中の緊張感の中、初見80分で解いたものじゃありません。実際の合格答案がどういうものかは、ちゃんと調べたほうがいいと思いますね。実際の合格者の答案だってあんなキラキラしたものじゃ到底ないです。実際の合格者の答案、それも本当の再現答案を見てみましょう。何度か紹介している私のショボイ再現答案を御覧ください。

しょぼいですよねー。「これならこないだ解いたワイ・ワタシの解答のほうがすごいわ!」と思った人も多いのではないでしょうか。実際そうだと思いますよ。ワイの再現答案、ふぞろいで採点すると何点になるのかわかりませんが、めっちゃ点低いと思いますよ。ほんと世の中に出回っている再現答案の信頼度って高くないなと思いますよ。盛って盛ってます。

でもね、これが合格者のリアルなの。ふぞろいに載っている解答みたいにキラキラしていないの。なので、ふぞろいみたいな解答書けなくて絶望する必要なんて、ない。今日まで事例と戦ってきたみんなを、希望を信じた受験生を泣かせたくない。 最後まで 笑顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて壊してみせる、変えてみせる。これが 私の祈り、私の願い。さあ、叶えてよ、インキュベーター!!

受験生の皆様もふぞろいみたいな解答書けなくて絶望なんてしないでください。合格者の7割くらいはあんな解答本番で書いてません。中には書いてる人もいると思いますが、例外です。

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