リモートワークのメリット/デメリット、気になる点を紹介

働き方改革

リモートワーク経験者がリモートワークのメリット/デメリット、また気になる点について紹介いたします。ここでいうリモートワークはフリーランスのノマドワーカーではなく、企業に所属している人のことをさします。

リモートワークのメリット

働く場所は関係ない

PCと通信環境さえあればどこでも同じように仕事を行うことができます。そのため日本中どこにいても、海外にいても時差さえなんとかなれば、オフィスに出社している人と同じように仕事を行うことができます。

基本的には自宅が作業場所になります。カフェやコワーキングスペースでも同じように仕事を行うことはできますが私はあまりオススメしません。ショルダーハッキングが気になるので。見られてもどうということない情報しか扱わない仕事をしている人ならともかく、それなりの仕事をしている人であれば誰がどう見ているかわからない状況ではあまりPCを開いたりはしませんよね。

コワーキングスペースを使うにしても、後ろが壁等の場所を選ぶ必要がありますね。MTGが必要なら周囲の環境にも注意する必要があります。以前、結構機密情報の多いオンラインMTGを行った際、メインスピーカーがどういうわけか騒がしいカフェから参加してきました。機密情報なので周りに聞こえるような声も出せず、さらには周りの騒音を拾いまくって全く声が聞こえないことがありました。心底アホやなと思いました。

働く場所は関係ないとはいえ、「どこでも仕事ができる」というのは少し違います。とはいえ集中できる環境であれば自宅である必要もなく、気分に合わせて働く場所を変えることもできます。

時間を有効活用できる

自宅で仕事ができるということは通勤がありません。片道1時間の通勤であれば単純に往復で2時間が生まれるわけです。個人的にはこれが一番のメリットだと思っています。タイムイズマネー、現代の錬金術です。

通勤中はスマホ触るか本を読むか、座って通勤できる人でも選択肢はかなり限られます。その2時間自宅にいるのならばその間に軽く運動する、勉強も本だけでなくノートも開ける、幼稚園や保育園の送迎、ちょっとした家事もできる、と生活の幅が広がります。

また、リモートワークのほうが勤務時間は厳格となる傾向が強いです。オフィスで勤務している時のように、早く帰れるのに他の人に気を使って、、なんていうことはありません。時間になったらそこで終わりとなりやすいです。

外的影響によるらず業務を行える

まさに今新型コロナウイルスで時差出勤の推奨や出勤が困難な場合があったり、極端な悪天候や電車の人身事故等で通勤が困難な場合があります。どこでも仕事ができるのであればそのような場合でも仕事を行うことができます。人の多い電車に乗らなくて済むので、インフルエンザ等に罹患するリスクも低くなります。

優秀な人材を確保しやすい

管理者側のメリットとなりますが、働く場所が縛られないということは働き方に様々な制約があった優秀な人材を取り込みやすいというメリットがあります。自宅で仕事をできるため、外での仕事を諦めていた人が働きやすい環境ができるわけです。また出産や育児、家族の転勤といった場合でも離職する必要がなくなります。

販管費の削減

これも労働者側ではなく管理側のメリットではあるのですが、リモートワーク化するということはオフィスを用意する必要がありません。あってもミニマムです。ということは什器等も不要、交通費も不要です。そのため管理コストを削減することができます。

リモートワークのデメリット

不健康になり気味

メリットの裏返しとなってしまいますが、通勤時間がないということはその分動かなくなることが多いです。通勤は駅までの徒歩、電車内でも立っていたりするとそれなりにカロリーは消費しているものです。また、オフィスでの仕事とは違い、お茶し放題お菓子食べ放題です。お菓子もオフィスで食べれるもの、なんかじゃなくて人の目もないので何でも食べられます。結果太ることが多いです。

また座りっぱなしになることがあるため腰を痛める人が多く出てきます。空いた時間で運動したり、いい椅子を用意する等で対応できるのですが、少なくとも私はリモートワークをはじめて健康になったと言う人を見たことがありません。

評価の仕組みを変える必要がある

管理側のデメリットですが、リモートワークを行う場合は評価については成果物での評価となります。コミュニケーションはチャットで取れるとはいえ仕事の過程についてはなかなか見えなくなってしまいます。そのため評価については過程ではなく結果のみを評価しがちとなってしまいます。

セキュリティに関するリスクの高まり

これも管理者側のデメリットですが、セキュリティ意識のない人間のオープンスペースでの勤務等、情報漏洩のリスクは高まります。リモートデスクトップやVPN等での不正アクセスの防止等行うとともに、従業員教育を行うことでセキュリティに関するトラブルを防止することは必須です。

リモートワークの気になる点

リモートワークなんて選ばれた人しかできないんじゃないの?

労働集約的な産業ではどうしてもリモートワークは難しいですが、それ以外のPCで完結する業務を行っている人はリモートワークできます。各種のクラウドサービスもあり、ペーパレス化が進展しています。セキュリティに厳しい企業もVPNやリモートデスクトップ等の仕組みもあります。意外と多くの人がリモートワークを行えるようなしくみは整いつつあるのです。

リモートワークなんて誰も見てないからサボっちゃうんじゃないの?

人によるとしか言えません。リモートワークでないとしても1日何回もトイレに行く人やタバコを吸いに行く人、営業といいつつサボっている人は存在します。リモートワークであろうがなかろうがサボる人はいるわけです。

ChatWorkやSlackといった仕事用のコミュニケーションツールを用いてコミュニケーションを取ります。これらのメリットは発言をチャットのログとして残すことができることです。誰がいつどんなことを考えていたかというのがわかること、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションとは違い、誰がどんな話をしていたのかがメンバーみんなが見れるという点にあります。

家で仕事をしているとこどもが騒いで集中できないのでは?

保育園を探しましょう。通勤するのであれば保育園を探しますよね?家にいるとはいえ仕事をしていることに変わりはありません。仕事をしている時間は家事をする時間でもありません。基本的に外で仕事をしている場合と同様にこどもは保育園に通わせることになるでしょう。

さいごに

リモートワークのメリットやデメリット、気になりそうなことを紹介しました。一度リモートワークを行ってしまうとなかなか会社へ行って仕事をしたいとは思わなくなってしまいます。

新型コロナウイルス対策でリモートワークが見直されています。個人的にはもっともっとリモートワーク化が進めばいいなあと思っています。リモートワークを推進できるコンサルになりたいです。

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