強みのヒネりだしかた

どの世界もそうですが、やっぱり強みをわかっている人は強いです。診断士になるべく勉強をしていた人は、日々毎日A社B社C社D社の強みを探しては「◯社は△△が強みです」と書いていたわけだ。ではあなたの強みは何でしょうか?

「いやあ診断士登録したばっかりで何もできないのですが、、」という人が結構いる。さて、この人は挨拶した相手と仕事をする気があるのでしょうか?そりゃあ経験のないものはないでしょうがないですけど、何かしらできることはあるでしょう。自分で「何もできない」という人に仕事を任せたい人っているのでしょうか。

診断士の世界ではあいさつで「どんな業界にいたのですか」、「何ができるのですか」と聞いてくる先輩やベテランはいっぱいいる、というかほぼ100%のような。自己紹介になると自ら「製造業中心にやってます」とか「小売業専門です」と言う先生も多い。診断士の世界で「診断士です!」って言うのは何の自己紹介にもなっていない、当たり前だし。そこでやっぱり「◯◯業界でやってました」、「こんな技術持ってます」と自分の売りや強みを言わないことには自己紹介にもならない。

では、どうやって強みを見つければいいのか。

資格検定

まずわかりやすいのは資格検定。◯◯の資格持ってますって言うとわかりやすく能力を示せますね。しかしこれも出すものと出さないものを検討する必要はあるでしょう。例えばワイも持ってる日商簿記2級。経理をやりたい人はこれをアピールしてもいいとは思うが、これをもって「財務・会計に詳しい人」という扱いにはならない。3級なんてアピールに使うには論外だ。ワイも出していない資格は結構いろいろある。資格は使い方も重要です。

ITパスポートとかMOS()レベルで「ITできる!」っていうのも論外ですね。資格は強みの証明になる反面、「その程度」の証明にもなっちゃうので使う場やものを選ぶ必要はあります。

本業の業種

次に来るのは本業の経験でしょう。謙遜する人も多いのですが、本業での長年の経験というのは部外者からすると大きな武器だったりします。不思議でしょがないのだが、本業の経験が強みにならないと思っている人は少なくない。

公的機関の専門家登録する場合、1つの業界で10年の経験が必要なところがよくある。つまり、10年経験していれば公的機関も専門家として認めてくれるのです。なので10年経験しているのならその道の専門家と言ってしまいましょう。

5年7年でも自分が専門家だと思ったら専門家と言ってしまってもいいと思いますよ。その辺の業界未経験者と比較すると比べられないほどの知識や経験はあると思いますしね。あまり自分を卑下する必要もないです。他人から見れば十分強みです。

経験した職種

会社の業種だけでなく職種だって突き詰めれば立派な強み。一つの業務を詳しく知っているのだから改善すべき点とか、業務をこう組み立てるとか、やっぱり未経験者よりアドバンテージを持っていたりします。

業界も職種も長くないけど、、

職を転々をしていて十分な経験がない、というのであれば、いろんな業種経験してきたことを強みにすればいい。良くいうなら幅広い経験やゼネラリスト的な。もう自己紹介なんて言ったもん勝ちですよ。嘘はダメですが言いようでなんとかなるものです。たいした強みがなかったとしても口に出してしまえば「何もできない」と言うより100倍マシです。人間誰しも何かしらの強みはあるものです。

さいごに

強みはどんどんアピールしていきましょう。自分自身の強みをアピールできないのに人様の強みなんて明らかにできるわけがありません。

くれぐれも今後は「経験がないので、、」なんて自己紹介はしないでください!自分にはできることがないと言っているのと同じです。相手はそんなことが聞きたいのではありません。どんな経験をして、どんなことができるのかを知りたいのです。みすみすチャンスを捨てる必要もありません。言ったもん勝ちみたいなところはあります。

独占業務がない中小企業診断士は自らの生きる道は自分で作る必要があります。自分にはそんなものないと思っていても意外とあるものですよ。

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