勉強のやる気がでない?そんなときは

中小企業診断士試験

資格取得には勉強が必要、でも勉強する気が起こらない、、という方は多いかと思います。勉強のやる気を引き出す策をいろいろ紹介します。

よく言われる有名な方法

まずは資格試験や受験勉強する際にやる気を引き出すためによく言われる方法を紹介します。先に書きますが、よく言われるこれらの方法はほとんど役に立ちません!特に私のようにサボり癖のある人間には。巷に出回っているやる気をアップする方法!は一定以上のモチベーションの高い人間か、自制心が相当ある人間にしか効果はないと思っています。そして自制心の高い人というのは、これらの小手先の方法に頼らずとも自らのモチベーションをコントロールできます。真にやる気のでなくて困っている人間にとって取りうる方法は後半で解説いたします。

ご褒美を設定する

やる気アップ度★☆☆☆☆

この試験が終わったら◯◯に旅行に行くんだ、今日のこの勉強が終わったら△△を食べるんだ、とご褒美を設定してそこにモチベーションを上げていくパターンです。一件ご褒美に向けてモチベーションが上がりそうな気がしますがそれは気のせいです。ご褒美の旅行に行くのもご褒美においしいものを食べるのも、別にご褒美じゃなくても普通にできますしね。やる気がなくモチベーションの上がらない人間にとってはご褒美を設定したところでご褒美の前倒しをしておしまいです

目標宣言の言語化

やる気アップ度★★☆☆☆

こちらは2つのパターンがあります。
①◯◯に合格する!と紙に書き自ら言語化し見える化する方法
②周囲の人間に〇〇に合格する!と宣言するパターンです。

前者の紙に書く方法は正直言って何のやる気アップにもつながらないでしょう。自分自身で宣言したところでやる気が出ない場合は何のモチベーションアップにもつながりません。そこそこやる気のある人がさらにやる気を引き出す方法だと思います。

ただ後者の他人に宣言する方法は多少の効果はあるでしょう。プレッシャーがモチベーションにつながる場合ですね。ただ、人の見る目が気にならない人であればやはり効果はないでしょう。突かれると動き出す人間にとっては効果大です。

勉強する環境を整える

やる気アップ度☆☆☆☆☆

勉強する机を買う!疲れない椅子を買う!近いところにスマホや漫画等の勉強阻害する要因を置かない!といった勉強する環境を整える方法。正直言って机から離れれば誘惑だらけですので、環境を整えたところでやる気はアップしません。

図書館やカフェなら勉強できる!という人でもやる気がどうしても起きない時は、図書館やカフェに行くことすらできないと思います。どうせいっちゅーねんって話ですね。

先にコスト化してしまう

やる気アップ度★★☆☆☆

先にコストを負担してしまうことです。例えば月単位で勉強スペースを借りる、等のパターンです。運動したい人でもジムの月会費と月謝を払ったから、もったいないから通う!というパターンの人もいますが、そもそもやる気がなければいくら月謝を払っていても行きません。これもやはりある程度の自制心がないと有効な方法ではありません。

先輩や仲間の話を聞く

やるきアップ度★★★☆☆

個人的に一番効果があった方法なのですが万人受けする方法ではないと思っています。

中小企業診断士であれば受験生向けのセミナーや勉強会がたくさんあるので参加してみることです。そこで有効な勉強法を教えてもらったり、合格後の世界の話を聞くことで自分の進むべき道をより明確にすることでやる気アップにつなげます。私はお酒の席が好きなので、そこで同じ目的をもった人と話をし、先駆者の話を聞き、知り合いを増やすことで勉強に対するモチベーションが驚くほどアップしました。

二次試験の勉強も黙々と行うのではなく、勉強会に参加することで同士を見つけ、勉強会という一つのゴールを決めることでモチベーションを維持することができました。

ただし、これも人と会うことが苦手な人や、行ってみた会の参加者が残念な人が多かったという場合もあるかもしれません。また、今はリアルに対面することが困難でZoom等での集会がメインなので、実際に対面したときほどの効果はないかもしれません。

じゃあどうするの?

やる気がでない時に行うこと、それは「勉強しないで休む」の一点です。

昼間眠たいなら昼寝

眠くて勉強に集中できないのなら思い切って寝てしましょう。うつつの状態で勉強なんかしていても頭に入りません。その分昼寝をして多少でもスッキリしてからのほうが学習効果は何倍にもなります。昼寝は15分くらいが最適と言われています。それ以上の昼寝をしてしまうと深い睡眠に入ってしまうため寝起きになかなか頭が働かなくなり、また生活リズムも崩れてしまうため夜の睡眠にも影響が出てしまうようです。

また、カフェインは摂取後15分程から効果が出るそうです。ですのでコーヒーを飲んで15分昼寝、カフェインが効いてくるころには目覚めてスッキリで気持ちを切り替えるのは一つの手です。短期的なやる気のアップには昼寝が最適です。

1日くらいなら休んでもいい

やる気が出ない日は休んじゃえばいいじゃないですか?モヤモヤを抱えたままより1日好きなことをして気持ちを切り替えることが無駄なことではないと思います。「勉強しなければいけない!」という固定観念がモチベーションアップを阻害しているのであれば、「休んでもいいんだ」と理解することもモチベーションを下げ続けないためには有効だと思います。

気持ちを切り替えるのはとても大事なことです。

それでもやる気が出なければ?

あなたとその資格に縁がなかっただけということでしょう。資格を取得する理由、目的もその程度だったということです。どういう工夫をしても勉強する気がでない、ということであれば目標に対する気持ちが向いていないということです。資格試験の勉強を始めたきっかけも様々で。自分自身の人生設計としてどうしても取りたい!という人もいれば、仕事の環境や周囲の環境により資格を取らざるを得ない人もいるかと思います。

自分自身で取りたい!と思ったのにやる気が出ないという人は、その資格が本当に人生に必要か?と考えてみてはいかがでしょうか。自分自身で取りたいと思ったのであれば「やる気が出ない」ということにはならないと思います。

「取らざるを得ない」人にとってはそんなこと言っていられないかもしれません。人にやらされる勉強ほどやる気は出ないものです。自然にやる気が出ることを待っていることもできないかもしれません。こちらの場合申し訳ないですが私に解決するアイデアは持ち合わせていません。資格取得後の昇進を目標にするとか、ご褒美をモチベーションにする一般的な策になってしまいます。

さいごに

やる気の出し方、モチベーションの上げ方なんか人それぞれです。やる気が出なくてこのブログを見ている人は、他のいろんなブログ等の「やる気を出す方法」を見てきた人だと思います。一般的な策はいろいろ書かれていますが、どれも誰にでも通じる方法ではないのです。

正直言って、一般的な「やる気を出す方法」が通じる人と言うのはごく一部だと思います。冒頭にも書いた通り自制心の高い人のみです。多くの人はそんな小手先の方法でやる気が出ないから困っているのだと思います。個人個人やる気を出す方法は異なります。それを探すためのひとつの手段が「勉強から離れてみる」ことだと私は思います。

勉強から離れてもいつまでもやる気が出ないのであれば、すっぱりその資格は諦めてしまったほうが有意義な人生を送れるのではないかと思います。

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