どうやって仕事取るの?

先日、最新の診断士試験合格者と飲む機会がありました。私が実務補習を終え登録したのがもう3年も前になり、ツイッター等でも受験生をほとんどフォローしなくなったので、どんな新人さんがいるのかわからないし、新人と知り合う機会も少なくなったため、この飲みが良い機会となりました。

実はまだ東京に住んでいたころなのでもう7年くらい前になりますかね、診断士の勉強を始めたばかりのド素人だったころに、どこかの団体のセミナーに参加しました。
その時は合格者のキラキラっぷりや他の受験生のガチ勢っぷりに恐れおののいていたのですが、私と同じような状況の受験生参加者が他にもいらっしゃいました。その方とセミナー後の飲み会でも話をし、その後LECかTACかの一次試験模試のあとにも飲みに行きました。
その後、私が福岡に引っ越したこともあり、それっきりとなっていたのですが、その方も九州に戻り、そして今年度合格したということでツイッター声をかけ、飲みに行こうということになりました。
その際にせっかくなのでと他の方も誘っていただき、総勢8人での飲み会となりました。
数年間も全く音沙汰梨だったにも関わらず、こうやって再開し、交流を深めることができるので、いい世の中になりましたね。

さて、新人さんと話をすると絶対に話題になるのが「どうやって仕事とるんですか」ですね。まあそうだよな、ワイも最初そう思ったわ。

で、このタイミングだと実務補習も1回終わってるんですよね。なんか飲み会の時に結構とんでもないこと言ってるおじいちゃん先生がいると聞きました。
「いきなり仕事なんか取れるわけない。ITストラテジストとかとって武装してから営業に行きなさい」
みたいな。酒の席だし全部がはっきり聞こえたわけじゃないけどね。
ワイからすると「IT未経験でITストラテジストとったくらいで武装になるとでも思ってんのか」としか言えないですけどね。
他の資格でも同じ話だと思いますよ。
それに、その理論でいくと中小企業診断士だけでも十分武装できてると思うんですけど。

そもそもですが、中小企業診断士以外の武器ってこれまでのキャリアで築いてきたものだと思うんですよね。

前々から言っている通り、個人的には無計画で関連性、必要性のないダブルライセンスは反対です。診断士一本でも余裕で食えますし、浅く広い知識だからこそ、診断士の知識を深める必要性は多分にあります。

次の資格は、趣味や専門性の補強という意味を除けば、必要に迫られてから取るでも遅くともなんともないと思います。

試験に合格しても実戦積んでなかったら本当の武器にはならない。それまで積み重ねてきたキャリアだからこそ武器になる。

診断士以外の資格もとって武装してから活動しろだなんて、遠回りしすぎてそのまま迷子になって目的地が変わっているので言語道断です。話になりません。

なので、私がまず新人さんにお伝えするとしたらつぎの2つです。

  • あらゆる中小企業支援に関する機関に専門家登録をしまくる
  • 商工会・商工会議所に顔を売る

これは窓口やりたい補助金やりたい中小企業とつながりたいみたいな、「いかにも診断士的」な活動をしたい人向けですけどね。

あらゆる中小企業支援に関する機関に専門家登録をしまくる

まずは顔を売ることが先決ですよ。0か1かは何もかも違う話です。そのうちの一つが専門家登録です。

専門家登録しまくったところで、おそらくほとんど仕事なんかこないですけど、登録しなければほとんどどころか絶対来ませんよ。

それに私のように専門家登録したけど専門家ではない仕事につながるレアケースだってあるわけなんですよ。人の縁なんてどこに転がってるかはわかりませんからね、仕事欲しいアピールはともかく名前と顔くらい売っておきましょう。

年中登録しているところもあれば、登録できる時期が決まっているところも様々なので、アンテナ高く情報収集は必要でしょう。ま、その時期でなくてもメールで連絡だけしてみてもいいと思います。

診断士の資格を取ったところで専門家なのかどうかというのは微妙なところではあるんですが、動くだけ動いても損はないでしょう。これまでのキャリアで専門家と認められそこに診断士という付加価値が加わるケースもあるでしょうし。

商工会・商工会議所に顔を売る

商工会や商工会議所も診断士とのコネ作りに困っているところはたくさんあります。窓口相談をしたいけど対応できる人がない、補助金紹介したいけどやってくれる人がいない等、そんなところはたくさんありますよ。これは独立・企業内に関係なく、まずはやっておいて損はないですよ。

商工会や商工会議所以外にも、中小企業支援をしてるところであれば挨拶してみていいと思います。診断士(試験合格後で登録予定含む)を邪険に扱うところはそうそうないと思います。

スペシャルな営業スキルをお持ちで、飛び込みでバンバン営業行ける人であればまた別の方法をお伝えしたりもしますけどね、万人におすすめするとしたらこの2点ですね。

この2つすらできないのであれば診断士活動はあきらめましょう。

飲み会の次の日には早速商工会議所にアポとったと聞いて、行動力にびっくりですね。

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