0円と1円の壁

無料と有料には大きな壁がある。それが0円と1円だとしても。

お金を払う払わないでは意識の持ち方が違う

診断士で公的機関等の無料相談に従事している人は多いと思うが、無料相談だと、相談者や相談内容でまともなものが少ないという話も聞く。自分自身も無料相談やっている身で言うのもどうかと思うところではあるが。。個人的には、やはりタダだと「タダだから聞くことないけど来た」、「とりあえず紹介されて」のような、必要と感じていないのに相談に来ている人がいるのは事実だと感じている。

もちろん全員がそういうわけではない。自分はこれから起業する人が中心の相談が多いため、「せっかくの機会だから可能な限りノウハウ吸収して帰ってやる!」という人のほうが多い。そういう相談はこちらも全力で応えたくなる。もちろんタダだから来たという人にも、できるだけ悩みや起業するにあたってひっかかりそうな点をヒアリングして改善点出すようにはしているが、やっぱり相談する側の意識の問題で、持って帰れる情報は変わってくると思う。

やっぱり、無料というのが相談する側の意識の高低に影響しているのではないかなとは思う。1円でも払えばなんとなく来たみたいなことはなくなるんじゃないかなと。金額の多寡ではなくてね。金額以上に払う手間とか、心理的な障壁みたいなものもあるでしょうし。

無料相談やめて1円にしたらほとんど人が来ないようになる気はしますが、相談する側される側、どちらにとっても濃密なものになるのではないでしょうか。

専門家にはお金を払おう

自分も、診断士として自分のサービスでようやくお金を取れるような存在になったわけなのです。

正直、これまでは「お友達価格でやってよ」とか思ってしまう立場でした。「友達だから0でいいよね」とは思いませんでしたが、負けてよとか思ってしまうケチな人間でした。

しかし今は友達でもプロならしっかり払えと思うようになりました。自分だって、あんまりお友達からお金とりたくはないですが、自分から「払わなくてもいいよ」、という場合と、「向こうから0円でいいよね」、と言われる場合では、おそらくアウトプットのレベルが違います。0円なら0円なりの話しかしないでしょう。

私自陣が診断士だって楽になったわけじゃないですし、世の中のプロフェッショナルな方々がどれだけ苦労してその地位につき、どれだけ技術を磨いているかはなんとなくわかります。それを友人・知人だからといって安価で提供させるのはやはりおかしいです。そういうコメントを発することができるのは努力を知らない人間だけ。と、思うようになりました。

「安くするよ」と言われると決して断らない自分でも、相手のサービスの価値を考えると、しっかり払わないほうがおかしいなと最近は思っています。

お友達にはいつもニコニコ現金払い

余談ですが、お友達のサービスにお金を払う際は必ず現金にするようにしています。カード払いをはじめなんとかペイでは手数料取られちゃいますからね。こちらとしては利便性やなるべくキャッシュレス化に切り替えている点、カードやなんとかペイのポイントの関係で現金で払うだけ損なのですが。知り合いでもなんでもないのであればこちらの得を取りますが。

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