新人の季節 支援機関で専門家登録をするために

診断士の第一歩

今年も、「診断士合格後、どう行動しようか迷っていましたが、たぬきブログを参考にいろいろ挨拶に行ったりしました、参考になりました」
というお話を聞きました。ありがたいですね。年に数人こうやって言ってくれます。

でも、私の情報はもう3,4年前のものなので、そろそろ誰かに「診断士になったら(診断士試験に合格したら)やること」をアップデートしてほしいです。「参考になったー!」って言ってくれる人にはだいたい「次はあなたが情報発信して、アップデートしてなー」と言いますけど、なぜかやってくれません。

試験に合格後、「ぼくのかんがえたさいきょうのごうかくほう」や、支援団体に入りました!って話は腐る程公開されてますけど、診断士活動の第一歩はなぜかあまり書く人がいないんですよね。

どうやって協会に入ったのだとか、どういったところに挨拶に行ったのだとか、専門家登録がどうのだとか。実際仕事になると守秘義務とかあるからどんな仕事やりましたかみたいなのは書けないにしても、このあたりの話はもっと書く人がいてもいいと思うんですよね。

紹介になっていない自己紹介

さて、フェイスブックなんかの中小企業診断士のグループにも新人さんが増える季節です。協会にももう少しすると新人が増えてくるのでしょう。なので自己紹介的なものを多く見かけるのですが、半分くらいの人がとてもがっかりな自己紹介とはいえない自己紹介をします。

「●●と申します。右も左もわかりませんが~、ご迷惑をおかけするかもしれませんが~」

的なやつね。正気か?と思いますよね。これでわかるのは名前と、無知で迷惑をかける人、ということだけですよね。

そら新しい組織に入るのならほとんどの人がその組織については無知やわ。だからといってそれは別に誰の迷惑でもない。せっかくの自己紹介なのになんでこんなアホなコメントできるのかなって不思議に思います。一番最初に名前を売るタイミングでこれか、と。一回入ってしまえばその他大勢に埋もれてしまうんですよ。

別にこんな自己紹介で自分のことを1から10まで自分を語れということではありません。「IT企業に勤めています」とか「大学のとき法律の勉強していました」とか「家業の建築業継ぎました」とか「○○の資格をもっています」とか、その程度でいいと思うんですよ。もう少し詳細でも長すぎないならヨシだと思います。なんなら「学生時代はずっと野球やってました」とか「絵を描くのが得意です」とか、そんなんでも全然良いと思います。

何がきっかけで人から声がかかるなんかわかりませんしね。何者かわからない人には何の声もかけないでしょう。諸先輩方はいちいちあなたのプロフィールなんかクリックして見に行きませんよ。なのでやっぱり最初のインパクトは大事です。

なんで一番最初で最後の絶好のPRタイムをドブに捨てるんでしょうね。。自己紹介は別に義務でもなんでもないのに。

専門家登録をしよう

なんかちょっと前に「専門家登録ができない」とか書き込んでいる診断士の話を見ました。商工会・商工会議所とか、よろずとか、中小機構とかたくさん専門家登録ができる機関があります。

前も書いた気がするんですけど、そもそも中小企業診断士の資格だけでは何の専門性もありません。今は大学生でも診断士になれちゃう時代ですけど、それはレアケースであり、大半の診断士はもう社会に出て10年、15年は経過していると思うんです。その社会で10年、15年築いた知識や経験が専門なんですよ。

これまで会社を経営していたとか、コンサル会社(ITコンサルじゃないよ、戦コンとかだよ)にいたとかであれば、まあ経営が専門とは言えるでしょうけど、そんな経験もなくて診断士の資格とって「経営の専門家です!」って、アホなん?って思いますよね。相手する経営者のほうがよっぽど専門家やで。ワイはさんざん言っていますけど、資格取っただけでは何の専門家でもないと思っていますので。

まあでも、無料で誰でも行ける窓口相談であれば、診断士1年生の知識でも十分だったりしますけどね。でも、有償で派遣される専門家となると、そんなわけにはいきませんよ。専門家登録って別に診断士だけができるものでなく、資格なくともその道のプロみたいな人いっぱいいますからね。

みなさんはあくまで何かの専門性があって、そこに診断士というプラスアルファがあるわけなんですよ。診断士がメインじゃないんですよ。まずはなんかのすごい強みがないとダメなんです。そこ履き違えている人いっぱいいますね。でも、このプラスアルファは結構強いですよ、それは間違いない。メインがあってこそのプラスアルファではあるけどな。

そういうと「いやいや自分なんてただ10年務めていただけで強みなんて」みたいなこと言う人もいます。あのなあ、強みもない人に仕事頼みたい人がいると思うか?何の強みもない奴に誰が単価5万/日の仕事頼むん?そもそも自分の強みもわかってないのに「貴社の強みは~~」みたいな話に説得力あるか?

自分の知識や経験を棚卸しするんだよ、それを外部の人が見て一目瞭然の形にするんだよ。嘘はだめだけど多少は盛って映えさせてな。業種の経験でもいいし、職種の経験でもいいし、長く仕事してたら何かしらあるやろ。それをまとめて専門家登録しまくるんや。

まとめ

毎年思いますが、なんか無個性の人多いなって。自己紹介で何もわからなければ、専門家登録できるような自己PRもできない。

診断士になっただけでは何者でもない、と主張していますが、誰でもなれるものでもないことはわかっていますよ。診断士になるほどの人であれば、それなりの社会経験を踏んでいるのが普通です。なぜそれをアピールせず没個性、何者でもない人、無能アピールに終始してしまうのでしょうか。不思議でしょうがないです。

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