大学生向けの就活の話。

雑記

私の就活の体験談です。もう10年以上も前の話ですが今でも通じる話もあるかと思います。結果的に平凡な大学から平均年収800万円くらいの大手SIerから内定をもらった話です。

学生生活について

大学はあまり自慢できるほど偏差値の高い大学ではありませんでした。工学部の情報系の学科でした。あまりマジメに授業に出席するわけでもなく、成績はお世辞にもいいとは言えないものでした。就活の始まった3年生秋の時点では卒業に必要な単位も全然足りず、企業に提出する成績証明書については単位も少ない、成績も悪い、とても成績面から選ばれることはないだろうといってもいい状況でした。

就活に向けてやったこと

資格試験を受ける

履歴書に書けることもスッカスカでしたので、まずは資格欄を埋めることを考えました。ですが誰でも取れるような資格では履歴書に書く意味はないと思いますし、逆に書いてしまえばマイナスになることもあると思っています。例えば、大卒の就活なのに「英検2級(高卒レベル)」と書いてあったらどう思いますか?大卒なのに高卒レベルの知識しかないの?もっと上のレベルは取れなかったの?となりませんか。

そう考えると、専攻である情報系の知識をアピールするのにMOSや初級アドミニストレータ(今で言うITパスポートでしょうか) では意味がない、最低でも、基本情報処理技術者試験を目標にしました。幸運にも基本情報処理技術者は一回でパスでき、その次の試験でソフトウェア開発技術者(今で言う応用情報処理技術者)まで合格できたのはラッキーでした。

ソフトウェア開発技術者に合格したのは本当にただのラッキーです。今は試験の出題形式が変わったのですが、当時の午後2の試験はDBとアルゴリズムが毎年交互に出題されていました。DBはそれなりに対策しないと点は取れませんが、アルゴリズムは正直無勉強でも満点を取ることができます。だって問題文に仕様が書いてあるから、ゆっくり一つずつ追えば間違えようがない。私が受けた年がアルゴリズムが出た年なのです。ただ、本当に2年に1回アルゴリズムが出るかどうかは賭けでしたが、一切DBの勉強はせず本番に臨んだらやっぱりアルゴリズムが出ました。おいしくいただきました。得点は午後2(満点)>午後1(けっこう余裕)>>>午前(あと1問間違ってたら足切り)でした。

徹底的な自己分析とエピソードの作成

履歴書やエントリーシートに書くことは相当自分の中で練り込みました。今はどうかわかりませんが、私が就活していた時代は就活になると「サークルのリーダー」、「バイトのリーダー」が増殖していたと思います。当然ですが、企業が求めていることは立場ではなく何をやっていたかです。サークルのリーダーやバイトのリーダーは就活において何のアピールにもなってないだろうなと思っていました。

そのため、自己分析を徹底的に行なった上で、「自分で何をやったか」「何を考えて行動したか」「その結果何を得たか」をいくつかエピソードを作りました。内容について嘘ではないですが、若干盛りました。これはとても効果がありました。入社の難易度の難しい会社ほど、このエピソードトークが効いたなという実感があります。面接官の食いつきが違いました。面接官だって同じような話ばかり聞いているのでしょうから、違いを見せないといけません。

筆記試験対策

一切の対策はしませんでした。正直、就活直前にちょっと対策しただけで何か効果あるのかなという気もします。その割にやたらたくさんの本が出版されておりますが。

結果的に

この結果書類落ちは0、筆記落ちも0です。あの学業成績で、です。結果的に行ってきたことに間違いはなかったなと思います。ぜひ皆さんも、「リーダー」等の立場をアピールするするのではなく「自分で何をやったか」「何を考えて行動したか」「その結果何を得たか」を徹底分析しアピールしてほしいです。

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