診断士1年目を振り返る

この記事でわかること

  • 診断士登録しました
  • やったことは主に補助金の申請と、養成課程の実習の補助員
  • ネット上でもらえる仕事より、実際に現場に行ったほうが100倍勉強になる

早くも診断士1年目が終わろうとしています。あっと言う間の1年でした。1年目を振り返りたいと思います。キラッキラしてない地方の診断士のリアルです。

1月

まだブログをマメに更新していましたね。目標は週5回更新だったけどなかなか続かないですね。毎日更新する人はよくそんなネタあるなということと、続けているということ自体は感心します。とはいえ毎日更新しているブログは内容が伴っているかといえばそうではないことが多いので、そこ割り切って内容なくても続けることが大事と思えば毎日でも書けると思いますが。

2月

なんと言っても実務補習ですね。待ちに待った実務補習です。実務補習は楽しいぞ。

学べることはたくさんあるが詳しくは上記記事で。実務補習のメンバーにはその後会うことはないのだが、指導員の先生は協会の要職にある人なので何かを会う機会は多い。これで登録までに必要な5日間クリアです。

3月

知り合いの会社にお願いして実務従事ポイントを稼ぎます。合計10日間をここでクリアしました。これで登録に必要な15ポイントをクリア。2月の15日コースの人と同じくらいのタイミングで登録申請をしました。

また、同じタイミングで県の協会にも準会員での申請をしました。福岡県協会は協会入会にあたっては推薦人2人の推薦が必要なのだがまあこれは誰でもいいのだとか。すでに実務補習の時に指導員の先生と、隣の班の先生に書いてもらっていたので、登録の目処が立ったところで書類を送りました。

各地の協会には登録前でも入れるので、やる気満々な人はサクっと入ってしまうのがおすすめです。お金はかかりますけどね、、情報は回ってくるが仕事に応募できない、というような状態です。

4月

無事、県協会に入会できましたが、診断士登録はまだ先の話で、診断士活動は特に行っていませんでした。ひたすらアマチュアブロガーとして過ごす日々です。

5月

5/12に診断士登録されました。

5月に福岡市テレワークの導入をサポートする支援企業になりました。

これは別に診断士でなくてもなれるわけですが。今まで会社員として生活していたので自治体のこういう仕事ってのは探したことがなかったものですから。やる気になればいろいろあるんだなーと思いました。

市や県の事業というのは信頼度バツグンなようでして、この事業も支援企業一覧として市のHPに載ってしまうわけなんですが、そこからの問い合わせがいくつかあるんですよね。直接テレワーク導入につながらなくても人と会う機会が増えました。そのうちの1件からその後別の県の事業を紹介してもらって今関わっているところなので、どこに縁が転がっているのかわかりませんね。

ここの企業とは来年仕事で関われるといいなあと思っています。

6月

商工会議所に専門家登録を申し込みました。結果は1ヶ月位で出るとのことだったが。。コロナ対策どころでそれどころではなかったようです。11月に無事登録が決まりました。

気になっていた研究会に3つ行くことにしました。ずっとコロナの中で中止、もしくはZoom開催が続いていたようなのですが、コロナが落ち着いたこのタイミングでリアル開催が復活しました。やっぱリアルでやりたいよね。一応、おためしで3つだったのですがどれも面白かったので現在も継続中です。12月になりまた中止が相次いでしまったのが残念です。

Zoomではやっぱりね、セミナー形式だとまだいいのですが、意見を交わし合うのが難しくなりますしね。ほんと聞いてるだけ、となってしまいます。さらに1年目の参加は顔を売るという意味合いもありますしね。そうなりとリアル参加がほぼ必須となってしまいます。

7月

受験生も憧れの診断士活動である、試験監督をやってきました。現場は想像以上にハードですが、必要なお仕事ですね。コロナのせいで一つの会場に人を集められないことから試験監督も大量に必要になりました。そのせいで普段の年なら試験監督なんかやらなくていいベテラン先生もたくさんいました。このときコツを掴んだので二次試験のときはそこまで辛くありませんでした。

この頃からクラウドソーシングサイトで補助金の仕事の依頼が来ました。ランサーズもクラウドワークスも、補助金代行業者や、補助金だけしかできないような診断士が結構ウヨウヨしてるので実績なしにはなかなか仕事は回ってこないのですがね。。これくらいしかできないので地道に営業した成果が出ました。仕事取るまでに苦労する割に回ってこないし報酬も低く、手数料も高いし実際に企業のヒアリングできるわけではないので、クラウドソーシングでの仕事探しはもうやらないですけどね。補助金に飢えている新人さんがいればランサーズやクラウドワークスで探す方法があるということはお伝えしたいと思います。他にやることなくて、最初の一歩にはいいと思いますよ。

最近はクラウドソーシングだけでなく、いろんな診断士向けの手数料ビジネスが出てきていますよね。コネのない人に補助金業務等の診断士業務を紹介するとか、で、紹介して手数料をもらうという。コネなしなら飛びつく気持ちもわかるのだが、、持続化補助金とかだと相場より著しく低い単価になりませんかね。これこそひよこ食いやん。。

決してそれらの団体を否定するわけではないのだが、べったりくっついても進歩はないのかなという気がします。とはいえ最初の経験もないうちにいきなり一人でやれってのもアレですしね。最初の1回2回、低単価でもやり方を学べばあとは自分で営業して開拓して一人でやったほうがいいんじゃないかって気はしますね。

あと、こういう仕事は自分で訪問してヒアリングしてなんぼです。ネット上でできる紹介案件ばっかり受けていると補助金代行屋としての力しかつかず、肝心な診断士スキルは身につきません

8月

引き続き研究会に参加したくらいで、特に大きな動きはありませんでした。

9月

中小企業デジタル化応援隊の専門家登録を行いました。結局これも仕事には結びついていないのだが、独立した今ならどこか小さめの案件を1件やってみたかったなーと思う。

9月末から養成課程の実習への補助員として参加しました。

10月

引き続き養成課程の実習に参加しました。まだ会社員だったので本業との兼ね合いはほんときつかったです。これを1年間やり続ける養成課程の参加者は本当にすごい。お金を払えば診断士になれると思ったら大間違いですよ。

私ほんとこれでいっぱいいっぱいでした。診断士になるといろいろな団体に所属することができます。なんでもかんでも所属する人がたまにいます。それですべての活動に参加できるのか?と思っていましたが、案の定できない人が続出しています。

まあできなくなるのはいいんですけどね、せめて一言「思ったより忙しくなった」とか言えないもんかね?ほんとダマのバックレは印象最悪ですよねー。まずは自分のキャパを考えていろいろ所属したりやったりしてみよう、とは思いますが、キャパや状況なんて変わるもの。チャンスがあればいろいろ手を出してみればいい、そして忙しくなっても素直にごめんなさいすれば印象悪くなることなんてないと思いますけどね。

11月

独立を決意しました。

11月から県の働き方改革に関する事業に関わることになりました。改めて生産性改善とはなんぞやを勉強するいい機会でした。実際に企業に訪問できることもあり、いろんなところにきっかけは転がってるなあと思いますね。実際に企業に伺うと勉強になることはたくさんある。自分の知らない世界はいっぱい広がっている。いくらネット上でなんでもかんでもできる世の中とはいえ、実際に伺わないとわからないことはたくさんある。迷わず行けよ、行けばわかるさ。

と、まあ最初はクラウドソーシングで仕事を集めていた自分でも思う、ネット上で楽して仕事もらおうと思ってたのちょっと反省です。ネット上で情報もらっても血の通った申請書は書けんわ。よくあるそれっぽいものしか書けない。来年は企業に訪問する機会を増やして、いろんな現場を見て、いろんな経営者・従業員の話を聞きたい、自分の営業スキルを磨いて引き出しを増やしたい。

この頃に紹介いただいた持続化補助金は初めて自分1人でヒアリングに行ってすすめました。やっぱ自分でヒアリングやらな力はつきませんわ。とても勉強になった。

12月

ものづくり補助金の締切もあり、資料作成や申請のお手伝いをしていました。

開業届も提出したので来年からは診断士一本でやっていきます。

まとめ

どうでしょう、これがキラッキラしてないけど、コネなしから地方在住で割と積極的に診断士活動をしたほうの診断士の1年目です。

受験生支援だ、執筆だ、イベントだ、なんてキラッキラしてなくても、地元で地道に活動していれば力はつくしどんどんできることは広がっていくものです。受験生支援はちょっとやってたけどさ。

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