今回は試験の前後に私が読みたかった本を紹介します。勉強になるとはいえ本筋からは逸れるので試験までまだ間がある今が読み時です。
さんざん各所でとりあげられている岩崎先生の本やザ・ゴールは紹介しません。
新しい経営学
経営学の入門のような本です。立ち読みしたときにビビっときたのですが二次試験まで時間がなかったので買うのを辞めました。改めて試験後に買おうとしたのですが、二次試験レベルだとちょっと物足りない印象でした。
ターゲットは4PでなくSTPだ、等、診断士試験の王道とはちょっとそれるのですが、実務補習では結構をSTP押してきたので改めてなるほどと思いました。本書も実践で使えそうなところも多いです。
経営コンサルタントとは何ぞや、というレベルなら入門にめちゃくちゃいいと思います。二次試験レベルならちょっと物足りないかもしれませんが、一次試験の運営管理や企業経営理論あたりの知識を深めるのにも使えるかもしれません。個人的にもっと早い段階で知り合いたかった本です。
世界標準の経営理論
経営学の広辞苑的な本書。書店での圧倒的威圧感にビビった人も多いのではないでしょうか。まだ買ってないのですが非常に気になります。
軽く立ち読みしかしていないのですが、いろいろな経営理論が詳細に書かれています。また、著者も全部読む必要はないと言っているように、興味のある理論、勉強している理論を辞書のように開いて読むのが良さそう。全部読むのは厳しいです。いや、ただ読むだけならできるが頭に入れるのは厳しい。
古典的な理論から現代的な理論まで網羅されているため、企業経営理論の理解を深めるのにも良さそうな感じがしました。近いうちに買うと思います。
かばん屋の相続
私が池井戸潤にハマるきっかけとなった短編集です。
お恥ずかしながら銀行と中小企業の関わりがこれまでピンと来ていなかったのですが、血なまぐさいというか、リアルな現実(フィクションですが)を垣間見ることができました。書名にもなっているかばん屋の相続という話は、事業承継を絡めた最後のどんでん返しが素晴らしいです。
池井戸潤も全部が好きなわけじゃなくて、私野球が好きなんですけどルーズヴェルトゲームはイマイチでした。短編集ってあまり好きじゃないのですがこれはハズレなしです。他にも経済小説はいくつか読みましたが、リアリティだとか、世界が近いかとかいうところでは、やっぱり池井戸潤は外れ無しですね。伏線を練り最後にひっくり返すのもお見事です。
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