試験は受けないと合格しません。

昨年は数々の資格試験が中止・延期を決める中、強行か?と思われた中小企業診断士試験。ところが、試験開催の前後は偶然にも感染者数が小康状態にあったため、奇跡的に強行の結果、中止・延期をせずよかったと結果となった。

今年も当然、感染者数がすごく増えている今年も開催であろうが、どうなるかわからない状況&大雨の影響もあるので、あと一週間状況を見守りたいところ。

昨年同様、受験票はしっかりよく読んで、感染対策もばっちりで試験に臨んでもらいたいです。検温だけは忘れずに。昨年は運営側の不手際にもかかわらず、当日検温していない人は試験が始まってから、試験中に検温に行かされるという事象があったようです。入口に人がいなくても、がんばって係員を探して検温を受けるようにしましょう。

試験に合格する人はどういう人?

試験に合格するのはどういう人でしょうか。たくさん勉強した人?頭がいい人?少なくとも共通するのは「試験を受けた人」です。当たり前のようなこの事実を再認識したのは去年の二次試験のことでした。

去年の二次試験は、一次試験の時と比較しても、感染者数が再拡大した時期でした。二次試験は通常であれば一次試験に合格した年と、その次の年しか受験資格はありません。しかし、コロナの影響で受験できなかった場合は、当年の1次試験合格者は翌年から2年間、前年の合格者は翌年までの受験資格というように救済措置が講じられました。

実際、コロナにかかった、体調不良である、周りの人がコロナにかかった、感染すると仕事や家族の影響あり試験に行くことができない、というような人であれば、当然この救済措置を活用するべきでしょう。

しかし、去年は「勉強時間が足りない」、「間に合わない」、「自信がない」といった理由でこの救済措置を悪用した人が一定数いたようでした。正直言ってあり得ません。私自身、制度自体に正面反するより、制度の抜け道裏道を見つけていくタイプなので、制度を悪用したことは別にあり得ないと思っていません。みすみすチャンスを逃し、合格の機会を1年も先延ばしするという行為がありえないと思うのです。

去年の一次試験は例年より1カ月早かった、つまりは二次試験まで一カ月長かったわけです。例年は2カ月ちょっとの時間で二次試験に挑んでいるわけなのです。ところが去年は一カ月長い、その時点で勉強時間が足りないやら間に合わないの言い訳は通用しないでしょう。受かった人でもなんで受かったのかわからない試験なのに。学習が十分不十分なんて試験受けないとわからないじゃないですか。

何より受験しないことには合格はしない。受験さえすれば、学習が間に合っていなくてもわずかながらの合格の可能性はある。みすみすそのチャンスを捨て、1年延期するという考えが私には理解できませんでした。仮に2回しか受験のチャンスがないので、よりチャンスがある来年に先送りにしたというのであっても、じゃあ2回落ちたら一次試験受けなおせばいいだけの話ですし。何も2回落ちたら永遠にチャンスが閉ざされるわけではないのに。みすみすそんなことで受験機会を先延ばしするなんてもったいないなと思います。

そんなわけで、受験しない人には奇跡が起こっても合格などありえません。来週は一次試験ですが、受けなければ合格はありえません。精神論なんかではなく紛れもない事実です。一次試験こそマークシートなのでマグレは多分にあり、学習が足りないからと、申し込んだのに断念する人はそうそういないとは思いますが、体調を崩してしまっては受験したくてもチャンスが1年後になってしまいます。あと一週間、くれぐれも体調には気を付けてお過ごしください。

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