この記事でわかること
- ものづくり補助金申請に関する統計があった
- 事業計画書の作成は30時間以内、報酬は10%が目標
- ちょっとくらいの減点を気にする必要はない
こんなんあったんですね。知らなかった。今年度のもの補助申請と採択に関するおもしろいデータがありました。
見てみるとなかなか興味深いデータが並んでいました。
申請件数の推移
回を追うごとに申請件数は増え、採択率はどんどん低下しています。これは別の補助金でも気になっていたのですが、持続化補助金のコロナ型でも採択率は81.6%→81.3%→33.9%→29.4%とやはり回を追うごとに低下している状況です。
はじめのうちは申請する側もノウハウなく、または様子見のため申請件数が少ないのかもしれません。まあもの補助も特別枠待ちだったりした影響もあるかもしれません。今話題の事業再構築補助金ですが、どうしてもほしいのであれば間違いなく1次で出したほうがいいでしょうね。予算もあるでしょうし、早めのほうが財布もゆるいと思います。
応募者数が増えていることもありますが、採択社数は同じようには伸びません。
支援者の関与
補助金の相場は10%、中央値と最頻値もそう語っています。
報酬があがるほど採択率が上がっているというのも面白いですね。「~15%」までいくと採択率70%だとか。相場の倍ですからね、やはりがっぽり稼いでる人は結果も残すということでしょうかね。逆にそれ以上いくと採択率下がっちゃってるんですけど。15%以上ていくらもらってんねん。。採択されそうにないからふっかけてみたのとかあるんですかね。
事業計画の作成時間
入力画面の最後にアンケート的に事業計画の作成時間聞かれますが、ちゃんと統計とってこうやって生かしてたんですね。作成時間の多寡はあまり採択率に関係なかったようです。時間をかければいいというものでもないとなると短時間のほうがコスパいいということになりますね。
10時間以内ってほんまかな、、平均は70時間くらいですが最も多いのは30時間以内でした。これからは30時間で終わらせるというのが一つ目標になります。
申請者の業種
やっぱりというか、圧倒的製造業でした。名前が悪いと思うんですよね、ものづくりが強調されちゃってるから、イメージ的には製造業しか使えないと思っちゃいますよね。そんなことないんですが。
さて、みなさんものづくり補助金の正式名称知ってますか?毎年微妙に名前変わるんですが、令和2年度は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」です。製造業だけのための補助金じゃないんです。
過去3年間の「ものづくり補助金」交付回数
ものづくり補助金には加点と減点があり(詳細は不明ですが)、過去3年にもの補助をもらっている企業は減点となります。どうやらもらえばもらうほど減点になるということは間違いないようですね。
意外な結果だったのですが、「過去1回交付」と「過去交付なし」では採択率が変わらないという結果になりました。過去1回交付だとほとんど減点がないのか、1回交付されているのでノウハウが溜まっているので減点をものともしないデキになっているのか、詳しいことまではわかりませんが、過去1回交付があったくらいでは諦める必要はないということですね。というか過去2回、過去3回もそこまで劇的に採択率が低くなっているわけじゃないですしね。チャンスはあります。
というか過去3回もの補助もらってまたもらうってどういうことやねん、、ジャブジャブじゃないですか。
ちなみに加点は5項目あり、要は1点~5点まで加点があるのですが、加点のほうは皆様のご想像どおりの結果でしたので説明するまでもありませんでした。
まとめ
今年度のものづくり補助金の申請と採択のデータを見てみました。上記でも書いたとおり減点との関係がちょっと以外でした。
このブログを見ている人は補助金を受け取る事業者ではなく、それを支援する人が多いと思います。支援者側が見ていておもしろくて参考になるデータがあったので紹介しました。他にも見てみると面白いデータがあるので、公式HPを見てみてください。
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