コロナで経営に困ったら持続化給付金の申請をしましょう!

中小企業診断士生活

新型コロナウイルスの問題で実際に困っている中小企業や個人事業主はたくさんいるようなのですが、どうやら「手続きが複雑で面倒だ」、「自分ももらえるかわらないのに申請してもしょうがない」、「お金もらえるわけじゃなくて借りるんでしょ」、「30万円もらえる要件は満たしていないし」という意見も多くあるようです。

昨日、7都府県で緊急事態宣言が発令されましたが、合わせて新たな経済支援策がいくつか発表されましたが、この中でも一番の目玉とも言えるのが持続化給付金です。

持続化給付金とは

フリーランスを含む個人事業主には最大100万円、資本金10億円以下の中小企業に最大200万円の現金を給付するものです。個人的には、フリーランスや個人事業主、資本金の少ない小規模企業にとっては助けになるのではと思います。

資本金10億円以下ということは適用される事業者はかなり多いでしょうね。中小企業診断士受験生ならみんな知っている中小企業基本法による中小企業の定義は

業種資本金の額従業員数
製造業その他3億円以下300人以下
卸売業1億円以下100人以下
サービス業5000万円以下100人以下
小売業5000万円以下50人以下

ですので、中小企業基本法による定義よりかなり多くの企業が対象となりますね。ただ、資本金10億円もある企業が200万円の一時金だけでなんとかなるのか、、というのはありますが。

使いみちについては条件はないようです。

どうやったら給付されるのか

新型コロナウイルスの影響で、売上が前年同月比50%以上減少している場合です。売上の減少を証明できる書類を用意する必要があるとのことです。確定申告や決算書、1月~4月の通帳等、請求書を事前に用意しておくとスムーズに申請を行えそうです。

給付額については

前年の総売上(事業収入)-(前年同月比▲50%月の売上✕12か月)

となるようです。

給付までのスケジュール

オンライン申請も可能となるようで、提出書類に不備がない場合は申請から給付までを2週間程度で行えるようにしたいとのことです。かなりスピーディです。5月には募集開始の見込みです。

さいごに

持続化給付金については現在詳細な条件や申請方法等の詰めを行っているところであり、決定次第速やかに公表するとしています。条件は変わる可能性はありますので必ず正式な発表を確認してください!正式な発表を待つしかありませんが、確定申告や決算書、通帳のコピー等、準備できるものは進めておきましょう。

今回は給付金であり貸付ではありません。いくら無利子無担保だからといって、緊急時でも借り入れをためらう人もいるようですが、給付金についてはためらう必要は一切ありません。申請も書類を揃えたりと何もかもが面倒でないわけではありませんが、これくらいの手間で100万円の補償があるのですから、条件を満たしているのであれば申請しない手はありません。

なにより持続化給付金には複雑な条件はありません。売上が前年比半減、これのみです!

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